6/23は沖縄・慰霊の日です。

第二次世界大戦末期、1945年3月26日に連合国軍が沖縄に上陸。

その後日本軍牛島満司令官らが民衆を見捨てて自決した6月23日が、沖縄戦終結の日とされています。

沖縄での両軍および民間人を合わせた地上戦中の戦没者は約24万人とされています。

一人一人のお名前が、沖縄県南部・糸満市にある平和祈念公園の平和の礎にお名前が刻まれています。

沖縄「平和の礎」のすばらしいところは、沖縄戦などで亡くなられた民間人・軍人・軍属、24万1632名の氏名を、国籍を問わず刻んだ記念碑です。(戦争で敵対国であった国の方のお名前も差別なく刻まれています)

ちょうど6月前半、沖縄本島に出向く機会があったので、糸満市の平和祈念公園を訪れて祈ることができました。

この平和の礎に刻まれた24万1632名のお名前を、6月12日朝9:15から24日の朝8時までの13日間をかけて、毎日朝5時から深夜3時まで、リレー形式で読み上げる企画があり、私も参加させていただきました。

参加の申込をすると、事前に事務局からご連絡があり、参加できる時間の調整や、zoomに慣れない人のための事前説明会、私が京都からの参加ということで、京都府出身の方の名簿を割り振ってくださったりと、とても丁寧に対応してくださいました。

読み上げ人の参加は、沖縄県内と都内に設けられた会場に出向いて読ませていただく方法と、自宅からインターネットにつながって参加する方法があり、私は遠方のため京都の自宅から読み上げに参加させていただきました。

配信はzoomアドレスの公開とともに、Youtubeでも同時配信され、そのテクニカルスタッフのサポートも行き届いたものだと感じました。

私は6/20の朝8時から30分間、京都府出身の方の名簿500名分をzoomを使ったオンライン参加で読み上げさせていただきました。

名簿を実際に拝見すると、お名前がもしかしたら完全な記録でないかも、と感じる状態であったり、沖縄県から提供されている名簿は苗字のみにふりがなが振られていて、下のお名前にはふりがながないため、事務局では遺族会や自治会にあたるなどして、名簿情報の精度を上げてゆく努力をしてくださっているという、誠に労力のいることを続けてくださっているのだなと頭が下がる思いがしました。

こうして読み上げることで、一人一人の そこにあったいのちと出会わせていただくような思いがしたり、これを聞いてくださる方がおられることで、その方を知る方から正しいお名前がわかったり、また私が読み上げた時に感じたように、お一人お一人のいのちと触れ合う輪が世界に広がるといいなと思いました。

これから夏の間は特に、先の戦争で犠牲になったいのちを想い、もぅ二度とあやまちは繰り返さぬよう、平和を祈る時間がより濃くなる季節です。

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