3.26に京都府城陽市で開催された、国際ジャーナリスト・堤未果さんの講演を聞く機会がありました。

多くのお話を提供していただいたのですが、今日はその中から昆虫食について書いておきたいと思います。

G7農業会合では、世界の人口について、「2011年に70億人に達した世界の人口は、2050年には90億人に達し、2050年までに100万種の動植物が絶滅し、化学肥料はあと30年ももたない」と警告しました。

また、2023年1月にダボス会議が発表した「食の危機を救う提案」では、下記の4項目が発表されました。
1.遺伝子組換えで終了を増やすこと
2.デジタル農業で効率化
3.肉・魚・乳製品は人工で作ること
4.昆虫食でタンパク質をとること

日本では、「昆虫食は儲かる」と注目されていて、農水省も盛んに企業向けに補助金を拠出しているようです。
イギリスのバークレイ国際金融予測レポートによると、2030年には80億ドル(日本円換算で1兆円)市場ビジネスになると予測されています。
徳島では、昆虫食が給食に出され問題になりました。

昆虫食はヨーロッパでももちろん注目されているのですが、同時に警告も出されていて、
・細菌の数が多いこと
・加熱処理後も芽胞形成菌が生存すること
・昆虫および昆虫由来製品のアレルギーが起きるリスクがあること
・重金属(カドミウム)が生物濃縮されること
などの理由で、昆虫養殖は承認が必要とされているそうです。
でも、日本では、食の安全委員会を構成する人員は企業人が多いため、企業利益主導で法案が進むことが多いとのことでした。

今日SNSにこんな回覧が流れてきてびっくりしました。

これは本当なのでしょうか、、、?
1つ1つ、企業のWEBページにあたって検証する必要があると思っています。

(参考資料)
コオロギ食用メリットやデメリットは?問題点やリスクはある?なぜ注目されるの?

地球規模の食料問題の解決と人類の宇宙進出に向けた昆虫が支える循環型食料生産システムの開発(農水省WEBページ掲載・ムーンショット型農林水産研究開発事業 プロジェクト紹介より)

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