今朝は、長いこと一人ではなかなか読むことのできなかった本、『「世界はシステムで動く」〜いま起きていることの本質をつかむ考え方』ドネラ・H・メドウズ著、の月イチ読書会。いっしょだとスイスイ読むことができて、ありがたや。
以下、第6章の備忘メモ:
■第6章 レバレッジ・ポイント:システムの中で介入すべき場所
・レバレッジポイント=パワーのポイント。
・貧困と飢餓、環境破壊、資源の枯渇、都市の荒廃、失業など、主要なグローバル問題がどのように関連しているか、どのように解決しそうか
→レバレッジ・ポイントは「成長」。経済も人口も。
成長は、プラス面だけではなく、コストも伴うが、私たちは通常、そのコストを計算に入れない。
そのコストには、貧困と飢餓、環境破壊など、成長をもって解決しようとしている問題のすべてが含まれてしまう!
→必要なのは、ずっと低速での成長、かなり違った種類の成長、場合によっては、ゼロ成長やマイナス成長なのです。
・低所得者用住宅が少なければ少ないほど、その年は(その都市に住む低所得者にとってすら)良くなる。
・レバレッジポイントは、直感では理解できないことが多い。
もし直感でわかったとしても、ほとんどの場合、私たちは逆向きに使ってしまい、システム構造的に悪化させてしまう。
【システムの介入点リスト(逆順)】
12.数字(補助金、税金、基準などの定数やパラメーター)
11.バッファー(フローと比較したときの安定化させるストックの大きさ)
10.ストックとフローの構造(物理的なシステムとその結節点)
9.時間的遅れ(システムの変化の速度に対する時間の長さ)
8.バランス型フィードバック・ループ(そのフィードバックが正そうとしている影響に比べてのフィードバックの強さ)
7.自己強化型フィードバック・ループ(ループを動かす増幅の強さ)
6.情報の流れ(「誰が情報にアクセスでき、誰ができないか」の構造)
5.ルール(インセンティブ、罰、制約)
4.自己組織化(システム構造を追加、変化、進化させる力)
3.目標(システムの目的または機能)
2.パラダイム(そこからシステム(目標、構造、ルール、時間的遅れ、パラメーター)が生まれる考え方)
1.パラダイムを超越する
(リストの1つ1つの中身は、またこんど😅)