四国・伊方原発から、フェリーで九州に渡り、宮崎・都農、高千穂、熊本・南阿蘇と人に会って、佐賀県に入りました。
まずびっくりしたこと。
山間の里山を走っていたら、そのまま続きのように原発塔屋が見えてきました。
今まで行ったいくつかの原発に共通していたこととして、それぞれの地形の違いはあるものの、通りをまがると 人家がほとんどなくなる→山をぐるっと走って、一般道からまったく見えないように、山の向こうに隠れていたり、道の遥か向こうに発電所があって、一般道からはほとんど見えてない、、、というのがほとんどだったのですが、「身近さとオープンさ」にまずびっくりしました。
こんな感じにオープンだったのは、、、他に静岡・御前崎原発が近い感じがしたかな、、、
原発PRセンターで説明付きの案内コースをお願いしてもらっていたので、60分くらい 係の人が説明しながら案内してくれました。
「研修中」のバッチを付けた新人のお姉さんと、指導係の人も一緒に付いて案内スタート。
覚えたマニュアルを一生懸命スムーズな口調で話してくれるのだけれど、棒読みなのでほとんど耳に届かない&「このパネルの前でこの説明文を言う」みたいに決まっていて、説明してほしいパネルの前で止まってくれるとは限らず、案内はちょっと今回は問題外、、、がんばってね、、、
指導係の人に いくつかの質問を投げながら、指示通りにくるっと見てまわり、終わってからもう一度丁寧に見てまわりました。
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●PR館の展示で特徴的だったのは、世界の原発事例や事故事例も多く扱っていたこと。
これは、他の原発に比べダントツに丁寧な取り組みでした。
●アフリカ・ガボンにある「オクロ天然原子炉」:20億年前に、核分裂反応が自然界で起きていた跡がみられる場所の解説を見たのははじめてで興味深かったです。
●玄海原発は4つある原子炉のうち、2つが東日本大震災後再稼働していて運転中→行った当日は定期点検で止まっていたのだけれど、夏場の電力逼迫により定期点検を前倒しして見学した3/9の翌日、10日から再始動予定直前でした。
https://www.facebook.com/kiraactivism/posts/5382820435131387
●玄海原発3号機は、プルサーマル発電している要注目の原発。
見学することで知ったこととして、玄海原発の場合 プルサーマル発電(ウランとプルトニウムを混合させて発電原料としている)3号機と、ウランのみを原料としている4号機、炉の構造はまったく同じで、原料のみが違うこと。
玄海原発3号機の場合、プルトニウムが1/3、ウランが2/3という割合としているとの説明がありました。
●プルサーマル発電している3号機があるので、ウラン燃料の再利用:プルサーマル計画についての説明パネルにも力を入れていました。
●ウランのみを原料とする発電所よりさらに危険度が高いと言われるプルサーマル発電。。。それが今現在も稼働しているのだ!ということに衝撃、ショックを私は隠せませんでした。
次の巡礼ツアーは、北海道〜青森と思っていたので、ますます六か所村に行かなくては、、、と思いました。
●PR館の展望ルーム(PR館4階)の、一面ガラス張りの展示室から、ほんと目の前に 全貌よくわかる形で見える身近な塔屋。その迫った距離の間に、さらに近い距離で展示温室まであるというのどかさがさらに信じられない感じ、、、その横に広がる海のきれいすぎる景色に愕然、、、身近すぎる、のどかすぎる!
●海からも陸からも狙い放題、狙われ放題の開放的&身近すぎる原発でした!玄海は!