5月15日になりました。
沖縄が本土に復帰して50年の節目の日です。
50年経ったのですが、私たち、私を含む本土に生まれ育った私たち、沖縄とどう向き合ってきたか、そのことを特にここ数年はずっと考え続けてきました。
50年経ったけど、それは本当にお祝いなのか。
日本に帰ってこれて本当によかったって、沖縄の人たちに思ってもらえるように、私たちは沖縄が今も抱える問題と向き合ってこれたか。
そのことをずっと考え続けています。
今 沖縄県には、日本にある米軍基地の70%以上が集中しています。
もとからそうだったわけではなくて、かつては本土にも、今よりもっとたくさん米軍基地があったそうです。
でも本土の基地はだんだん返還されたり縮小されたり。
結果として、沖縄の負担がより多く集中する結果となっています。
沖縄が、それを決して望んでいるのではないのに、です。
今日5/15をどんなふうに過ごそうか、この数ヶ月ずっと考えてきました。
そこで、5月に入って沖縄県の玉城デニー知事から発表された、「平和で豊かな沖縄の実現に向けた新たな建議書」を朗読しました。
この中には、沖縄にとってこの50年がどんなだったか、そしてこれから、本当はどうありたいのかが書かれていました。
かつて50年前、沖縄県民の総意をまとめた「復帰措置に関する建議書」は、その想いの結晶が反映されることなく、強行採決により返還協定が結ばれたそうです。
今回の建議書は、岸田総理のもとに届けられました。
これは政府だけでなく、日本国民全員に充てたものだと思いました。
よかったら、さいごまでお聞きください。